i-Line

i-Lineとは?

i-Line用無線コントローラ
i-Line用無線コントローラ

i-Lineは、特殊な加工を施した光ファイバーケーブルを一種のセンサとしても利用することで、センサ部分 に加わる力、水による濡れ、化学物質の付着等を検知する技術です。 光ファイバセンサは従来の電気を用いるセンサに比べて水に強く、漏電、火災の心配が無いため、幅広い 環境で利用することが出来ます。その中でも、i-Lineで使用するセンサはヘテロコアと呼ばれる特殊な構造を 採用することで、従来の光ファイバセンサより高感度、低価格を実現しています。

弊社はコアシステムジャパン(株)と協力しi-Line光ファイバセンサの特長を活かしたダメージモニタリング システム及びモーションキャプチャリングシステムの開発、その他のモニタリングシステムのご提案を行っています。

i-Line光ファイバセンサの特性

i-Line光ファイバセンサは、従来の電気式センサと比べて、以下のような特徴があります。

i-Line光ファイバセンサは、他の光ファイバセンサに比べて以下のような特徴があります。

i-Lineシリーズ製品

現在、i-Line光ファイバセンサ製品には以下のものがあります。

環境モニタリング

セキュリティー

各種センサの詳細情報は、㈱コアシステムジャパンのホームページをご覧下さい。

各種センサの詳しい情報についてはこちら

応用例

i-Line光ファイバセンサの応用例をご紹介します。

ダメージモニタリングシステム

目視では歪みやひずみを測りきれないような場所(建築物など)に変位センサを用いることによって、 そのダメージの度合いをセンシング、モニタリングすることが出来ます。 i-Lineセンサは電気を使用しないので、壁の中や地中、その他水に濡れる恐れのある場所でも安全に使用することが出来ます。

ダメージモニタリング
ダメージモニタリングシステムイメージ図

水位モニタリングシステム

水位センサを用いて河川等の水位をモニタリングし、大雨などによる増水をいち早く検知、警告を出すことが出来ます。

水位モニタリングシステム
水位モニタリングシステムイメージ図

VESTのこれまでの取り組み

弊社では、i-Line光ファイバセンサ製品の利用法のご提案として、以下のシステムを開発しました。

マンション・ダメージモニタリングシステム

一連の耐震偽装事件を受け、マンションの迅速で適切な安全管理体制が求められています。

地震によるマンションの傾き、歪みをリアルタイムでモニタリングすることで、 住人に安心、安全を提供すると共に、管理会社が補強、補修の必要性を判断するための材料を提供する、 マンション・ダメージモニタリングシステムを試作しました。

変位センサは、「歪みの大きさ」を視覚的に判りやすく利用者に提示することで、マンションの状態が安全である場合には、利用者にわかりやすく証明出来ることとなり、また、地震や老朽化などによって歪みが検知された場合にも、迅速な対応が出来ると考えられます。

ウェアラブルモーションキャプチャリングシステム

人の体のねじれや曲げを変位センサを用いて測定することで、人の動きやモノの動きを確認、再現、調査することが出来ます。

これまでモーションキャプチャリングシステムは大掛かりな装置が必要で、導入コストが高い、持ち運びが出来ないなどの問題がありました。 i-Lineセンサを用いたモーションキャプチャは小型化が可能で、簡単に持ち運ぶことが出来ます。

i-Line光ファイバセンサを縫い込んだ衣類(ウェアラブルセンサ)を着用することで、全身の姿勢を測定する ウェアラブルモーションキャプチャリングシステムを試作しました。

Barocco

i-Line光ファイバセンサを幅広く利用していただくため、弊社では、i-Lineセンサから得た値を収集し、中央サーバに送信、蓄積することが出来るフレームワークを開発しました。

i-Line光ファイバセンサの利用をフレームワーク化したことで、i-Line光ファイバ製品の様々なシステム利用への応用を検討することが出来るようになります。

VESTの現在の取り組み

ダメージモニタリングシステム

マンション以外の様々な分野へのダメージモニタリングシステムの展開を考えております。

モーションキャプチャリングシステム

ウェアラブルセンサを手や足等の体の一部にのみ装着することで、より精度の高い姿勢を取得で可能にす ると共に、特定分野での迅速な応用が可能なモーションキャプチャリングシステムを開発しております。

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