PLUM

PLUMとは

PLUMは様々な計測技術を使用した屋内測位・遠隔モニタリングシステムを開発するためのJavaのフレームワークです。 超音波測位、RFID、i-Lineを含む各種センサから値を読み取り、加工し、蓄積、利用するまでの一連のデータ処理に対する基盤を提供します。

PLUMの仕組み

データ処理基盤

PLUMは各種センサから値を読み取り、加工し、蓄積し、利用するためのデータ処理基盤を提供します。 データ処理基盤は位置や温度などの情報を取得するセンサ、センサから取得した値を加工すし利用するコレクタから構成されます。

様々なセンサから取得した値を加工し、利用・蓄積します。
PLUMデータ処理基盤イメージ図

”中”と”外”の役割分担

屋内測位・遠隔モニタリングシステムは、扱うセンサが屋内にあるという点が特徴的です。 屋内LANは通常、インターネットとは分離されており、インターネットから屋内のPC、センサを直接コントロールすることはできません。 また、一般的にインターネットの通信速度は屋内LANに比べて低速なので、屋内でセンシングしたデータを全てインターネット上のサーバに送信するのは現実的でない場合があります。

PLUMは、屋内のPCと、インターネット上のサーバとで役割分担することで、これらの問題を解決します。 屋内PCは各種センサを使用して計測を行い、計測した値の加工、フィルタリングを行い、インターネット上のサーバに送る必要がある情報だけを送信します。 インターネット上のサーバは屋内PCから受信したデータを利用して様々なサービスを提供します。

屋内の計測PCが計測を行い、サービスサーバが外部へのサービス提供を行います。
屋内PCとインターネットサーバの役割分担

さらにPLUMでは独自の技術を用いて、ファイアウォールを設定したままでも、インターネット上のサーバから屋内PCに対して計測の開始、停止などの命令を出すことが出来ます。 屋内PCにグローバルIPアドレスを割り当てる必要がなく、ファイアウォールに穴をあける必要もないので、セキュリティ的にも安心です。

ファイアウォールに穴をあけること無く、外部から屋内PCをコントロールすることができます。
外部管理画面から屋内計測PCをコントロール

設定・管理画面

PLUMにはサービスを構成するマシン、センサの管理、測位対象の人や物、建物の情報を管理するツールが組み込まれています。

面倒な設定は全て設定画面から行うことで、開発者はセンサドライバの開発やデータの利用部分など、アプリケーションの中心機能に集中することが出来ます。

計測サーバに2つのセンサが登録されている。
PLUM セットアップ画面

PLUM組み込みの設定画面には以下のような機能があります。

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